店長必見!数々の苦難を乗り越えた「伝説のチェーン店創業者」名言集。

 執筆: Sync Up  更新 2023/06/09 17:48:19

 店舗の経営者である店長の皆様。日々入社するアルバイトの教育やマネジメント本当にお疲れさまです。

多数の「部下」を抱える店長やエリアマネージャーというリーダーの方々が日々の業務やコミュニケーションで引用できる偉人の名言集をまとめました。特に、今回まとめたのは、ぜひ引用したい「伝説のチェーン店を築き上げた創業者たち」の名言集です。

昨今、学生アルバイトを抱える店長は特に、

 

 ・スタッフが実は高学歴で…コミュニケーションが大変

 ・売上が厳しいので士気を上げたいけど、なんて声をかければいいか分からない

 ・飲食店やサービス業の意義や素晴らしさをちゃんと伝えられない

 

など、店舗運営の中でもコミュニケーションで心をすり減らす方も多いのではないでしょうか?
また、今のコロナウイルス感染拡大の状況下でどうやって社員を奮い立たせればいいか、お悩みの店長も多いのではないでしょうか?

そんなときに頼りになるのが”偉人の名言”です。

偉人とは、成功して世の中に名を残した人ですよね。その裏には何度も乗り越えた苦難があったはず。
成功した人の発言には、逆境から成功を生み出した秘訣が凝縮されており、言葉の重さがあります。それは、人の心を震わせてくれるパワーをときに持ちます。

また、偉人の発言を引用すると以下のような効果があると思います。

 

なぜみんな引用するの?偉人の発言を引用する効果


1. 話者を変えられる

店長自身の発言ではなく、「”成功した人”が言っている」という風に話者を変えられる


2. 成功の裏付けという説得力を得る

苦境のときだからこそ、どうすれば成功に裏付けされた言葉には説得力があります

 

3. 語彙(ごい)に心を動かすパワー

何年も語り継がれる名言だからこそ、選ばれらその言葉自身に心動かすパワーがある

 

よくアメリカのプレゼンテーションの場では、発表の冒頭で”偉人の引用”を見かけるシーンが多くあります。その一言を冒頭に加えるだけで、聞く人はぐっと耳を傾けてくれます。

参考)TED  https://www.ted.com/

一方で、偉人の引用は一見便利に見えますが、気をつけておいたほうがいいポイントがいくつかあります。

 

偉人の発言引用で気をつけたほうがいいポイント


 

1. 偉人の発言だけではなくて、その発言の前後のエピソードも踏まえる

どんなシーンでその言葉が言われたのか、なぜ今この言葉が引用されたかは聞いている人自身気になるものです。その発言今じゃないよね、と思われて墓穴を掘ってしまうケースも多々あります。もちろん答えられるようにしっかり偉人について調べておきましょう。

 

2. 自分の属する業界・職制・関心ごとに近い偉人の発言を探す

自分とは全く関心・関係のない、ことって力が入りませんよね?もちろん店長自身の言葉にも同様に力が入りません。また、店長はなぜこの人を知っているのか?その業界の言葉は飲食店ではうまくいかないんじゃないかなど、余計な憶測を生んでしまいます。

 

3. 聞き手も知っている人の発言を選ぶ

 事前に「知っていること」「知らないこと」を聞くときとでは、言葉の理解度が大きく変わります。
カクテルパーティー効果のように、大勢の会話の中でも知ってる・興味がある言葉は自然と聞き取れるように、人間の脳は知っていることをスムースに受け入れるため、できる限りお互いで知っている人と思われる人の発言を引用しましょう。

 

4. 堂々と話す。言い切る。その偉人になったつもりで…

最後に一番大事なのは、相手の目を見てまごつかずに堂々と言い切ることです。
苦境にたったときは偉人も含めて誰しも不安です。偉人のパワーを借りて、堂々と発言しましょう!

 

前段が長くなりましたが、次項より偉人の発言をまとめました。
特に今回は皆様が日頃の店舗運営に即役立つように、意外と知らなかった身近な”チェーン店創業者”の成功の格言をまとめています。

また最後にその偉人のことを知れる名著のリンクもはっていますので気になる方はぜひ本も御覧ください!

 

 

 

店舗運営に役立つ。伝説のチェーン店創業者の名言集


 

勝つまでやる。だから勝つ。

 株式会社 吉野家 創業者/安部修仁

吉野家

引用著書:吉野家 ~もっと挑戦しろ! もっと恥をかけ!


「うまい、はやい、やすい」で知られる吉野家。創業者の安部修仁氏はアルバイト出身の東証一部上場企業の社長としても有名です。
著書の中で数々の紆余曲折、苦難を乗り越えてきた道筋が描かれていますが、そんな苦難でも社員がついていきたいと思わせるリーダーシップが凝縮されている一言だと思います。2004年の米国産牛肉の輸入停止によって牛丼が店舗から消えた苦難の際に「アッタマきた」と全社員へストレートに表現をし、社員を奮い立たせたことも印象に残っており、リーダーは時としてストレートに気持ちを発することの大事さを感じた一言です。

 

 

因果不二(いんがふじ)。
現在の結果を見たければ過去の行いを見よ。
未来の結果を見たければ今の行いを見よ。

 ドトールコーヒー創業者/鳥羽 博道

ドトールコーヒー

引用著書:想うことが思うようになる努力―ドトールコーヒー成功の原理・原則

 

サラリーマンにとっての味方、とても身近なコーヒーショップとして確固たるポジションを確立するドトールコーヒー。1962年創業と長い歴史をもつ日本が誇るドトールコーヒーですが、アメリカのシアトル出身企業「スターバックス」が日本に進出したりと数々の競合が台頭するなかでも厳しい戦いを勝ち抜いてきました。その成功の秘訣は、決して突飛な策ではなく、今を知るために過去を・未来を知るために今の行動をと、堅実かつブレない「原理・原則」をつらぬいたからではないでしょうか?日本ならではの良さが感じて取れる素晴らしい言葉だと感じます。

 

 

今日来たお客様は、明日こないかもしれない。
いま、何をすべきか、それがこのビジネスのすべてである

 日本マクドナルド/日本トイザらス 創業者 藤田田

ユダヤの商法

引用著書:ユダヤの商法

 

映画化されたマクドナルドのファウンダー、レイ・クロックをご存知の方は多いかもしれれませんが、日本国内で1971年の銀座一号店から国内2,906店舗(2020年4月現在)へと一大チェーンに拡大した裏には日本マクドナルド創業者の藤田田氏がいました。今では、マクドナルド=都市部テイクアウトのイメージが強い方も多いのではないかと思いますが、過去はアメリカでは”ドライブスルー”で郊外出店がメインでした。しかし、銀座一号店は都心・テイクアウトと大きな戦略変更を実現し日本国内で新たなブランドと立ち位置を確立しました。
名言にもある、今日の顧客は明日来ないかもしれないという危機感が、新しいアイディアを生み出し、今のマクドナルドの礎になったのではないでしょうか?

 

 

ひとつの店が伸びると、周りのお店も伸びる。

また同様に、一人の努力が百人の成果になる。

「全体の活性化やレベルアップはまず最初の一人から」

 ピザーラ(株式会社フォーシーズ)創業者 浅野 秀則

ピザーラ

引用著書:「ピザーラ」成功の方程式

 

CMでも普段よく耳にする「ピザーラお届け」でおなじみのピザーラブランドを運営する株式会社フォーシーズ。創業者の浅野氏が創業前に「映画ETの中のドミノピザを食べたシーンを見て思い立ち、フランチャイズを申し込んだが断られた」ことが創業のきっかけだったという逸話もあります。
 海外大手の参入がある中でも日本国内最大級のピザデリバリーチェーンに上り詰めたピザーラですが、著書の中でチェーン店拡大のポイントとして「一人の人が生み出す成果」が連鎖するという言葉が印象的でした。店舗運営は全員にまんべんなくと意識しがちですが、店長の体は一つです。まず最初の一人の成功に目を向けてみてはいかがでしょうか?

 

 

商売は嘘をつくな。いいものを売れ、余分にもうけるな

 株式会社すかいらーく 創業者 横川竟

すかいらーく

引用著書:すかいらーく創業者が伝える「売れて」「喜ばれて」「儲かる」外食業成功の鉄則

 

ガスト・バーミヤン・ジョナサンなど数多くのブランドがありながらも継続的な成長を実現する日本最大のレストランチェーン企業すかいらーく。ときに苦難の際には「嘘をついてでも」とやってはいけないことをし、たくさんの顧客を結果的に失ってしまうことも多いと思います。厳しいときも、調子がいいときもブレずに「嘘をつかず、堅実」な姿勢は結果的に多くの顧客に支持を得ます。綺麗事になるかもしれませんが、苦しい状況だからこそ一歩踏み留まって、嘘や詭弁を考えるパワーを、正しくビジネスモデルを変革するパワーに変えたいと強く感じされられました。

 

 

大雪が降ると東京の交通網はストップしてしまうことがある。
そんなときでも、「翌日配達」の約束は守らなければ行けないのだから、ドライバーの苦労がしのばれる。しかし、運転するのが大変な日だからこそ、きちんと荷物を運べたときにはとても感謝される。そうして雨や雪の日も「良い日」にできれば新たなビジネスチャンスが広がることもある。

 ヤマト運輸株式会社 創業者/小倉昌男

ヤマト運輸

引用著書:小倉昌男の人生と経営より

 

2016年に実施された日経リサーチによるブランドイメージ調査で、Googleを抜いて堂々の一位に輝いたヤマト運輸。物流を”ものを届ける”から”体験を届ける”というサービスに昇華した日本の誇るべきトップ企業です。 著書の中で印象的だった「雪や雨の日を良い日に」という通常ネガティブな印象を持つ日に、顧客はどう感じるのか?を常に考えて、自らのサービスをより良くするために何ができるかを発信して、社員ひとりひとりの文化になっていると感じました。このように、究極のポジティブ志向を小倉氏は「ネアカ」でいこうと表現しています。 厳しい状況の中で何ができるかのヒントは「顧客がどう感じるか」を今一度社員みんなで考えることにあるのではないかと考えさせられる言葉です。

 

 

まとめ


 こういった苦しい状況、社員も不安な状況だからこそ、誰もが知るブランドを築いた偉人の声は本当に心の支えになるのではないでしょうか。

偉人の方々は、逆境こそチャンスだとして成功に導いて来ました。

店長職の方は、店舗の唯一のリーダーです。リーダーの先輩の言葉をぜひ借りて職場にすこしいつもと違う発信をしてみてはいかがでしょうか?

また、各名言のご紹介の中で引用著書とリンクを掲載していますので、気になる方はぜひお手にとって読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

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