【保存版】アルバイト採用を成功に導く"4つの戦略"とは?

 執筆: Sync Up  更新 2023/06/09 17:47:16

年々難しくなっているアルバイト採用。欲しいタイミングで欲しい人材を採用できている、という方は一部だと思います。

 

「いまは特に工夫しなくても応募があるから大丈夫だよ」と思われる方がいるかもしれませんが、それはいまだけです。これから更に採用が難しくなることは間違いありませんし、省人化が進み、あらゆる作業が効率化できたとしても、よほどのことがない限り、店舗運営には必ず”ヒト”が必要になります。

この記事では、「アルバイト採用を成功に導く4つの戦略」として、きたる人手不足に備えて効率的に採用ができるように、改めて見直すべきポイントや戦略の立て方についてご紹介していきます!

 

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アルバイトの採用難易度は必ず上がり続ける


パートタイム有効求人倍率は
20219年10月の1.72倍から2020年10月には1.11倍に低下し「買い手市場」へと変化しています。

しかし景気の回復に合わせて再び有効求人倍率は上昇することは過去のデータを見ても明らかです。

パーソル総合研究所の調査によると、2030年には644万人も人手が不足するという結果が出ており、
特にサービス業では全産業の中でもっとも多い400万人が不足すると考えられています。

パーソル総合研究所 労働市場の未来推計 2030

出典:パーソル総合研究所 労働市場の未来推計 2030

 

アルバイト採用の4つの戦略とは?


効率的に採用活動を行うために必要なのが採用戦略。忙しい中でゆっくり考える時間が取れないかもしれませんが、採用活動を行う前に採用戦略を練らなければ採用活動がうまくいかないことのほうが多いです。ここではアルバイト採用の4つの戦略の概要を解説していきます。

 

1.ターゲット戦略

もっとも重要なのが、どういう層をターゲットに募集しようとしているのかです。
年齢だけではなく、住んでいる地域や学生なのか、主婦なのか、どういう人に来てほしいのかです。
ターゲットがしっかりと決められていないと、このあとの戦略が立てられなくなりますので、必ずはじめに設定するようにしましょう。

 

2.チャネル戦略

チャネル戦略とは、どのような手段で求人募集をかけるかです。
自社採用HP、Instagram、求人サイト、店頭ポスター等、様々な手段があります。
重要なのは1.で決めた「ターゲットがどのような手段を使っているかを考えること」です。

 

3.応募獲得の競争戦略

どのような人をターゲットにするのか、どんな手段で求人募集をかけるのかが決まれば「どの企業、求人が競合になるのか」が見えてきます。

そこで重要なのがその企業、求人に負けないよう募集がくるように、魅力的な情報を訴求することです。自社、自店舗のポジティブ・ネガティブな部分を洗い出して、競合の求人と比べて何を訴求するか決めましょう。

 

4.歩留まり戦略

理想は1名応募して1名入店してもらうことですよね。ただ面接ドタキャンや合格後の辞退などが発生し、思い通りにはいきません。歩留まり戦略とは、応募から入店に至るまでの過程でどこに問題があるのかを分析し、解決することです。

 

 

アルバイト採用の4つの戦略を徹底解説


 

アルバイト採用の4つの戦略について概要をご説明しました。
ここでは具体的に例を出しながら説明していきますので、自社・自店舗の採用活動で実践できているかチェックしてみてください!


1.ターゲット戦略

まずは必要な人数(労働時間)、人物イメージ、働いてもらう時間などを決めましょう。
シフトの穴や店舗運営に必要な人数から採用目標人数計算します。人数だけでは不十分なため、
そこから「週に何時間の労働時間を確保できたら十分な人を確保できたとするのか」を考えます。

働いてもらう時間については採用するアルバイト1人に対して、どれくらい働くか(稼いでもらうか)を時給と時間を元に算出してください。

例)週5日、1日5h以上、時給1200円 = MIN120,000円

 

 

2.チャネル戦略

1.ターゲット戦略で定めた人はどのようなキーワードや手段で求人を探していますか?
もし「近隣の大学に通う大学生で生活費を稼ぐために最低でも月7万円は欲しい人」が対象の場合、
「大学生 稼げる」「週5日以上」とかで調べていそうですよね。


そのキーワードで出てくる採用ページや求人をチェックして、同じ手段を使うことも良いですし、既に同じ大学に通っているアルバイトが在籍している場合は友人紹介や、ひと目につくポスターなどを活用するのも一つの手だと思います。

 

 

3.応募獲得の競争戦略

競合に負けないように魅力を伝えることですが、2.チャネル戦略で調べた求人がまさに採用競合です。
同じような業種や地域にあるからといって必ず採用競合になるわけではありません。
採用競合の求人と自社の求人を見比べた上で、それぞれのポジティブ・ネガティブを洗い出してみましょう。洗い出した後は、他社にない自社の強みを打ち出したり、ネガティブだと感じられそうなことについて丁寧に説明できるようにしておきましょう。



例)自社が生活雑貨、採用競合がコールセンターの場合

採用競合求人
ポジティブ:時給が最大2,000円、オフィスワーク
ネガティブ:シフトが固定で休みづらい、精神的にツラそう

 

自社求人
ポジティブ:おしゃれで髪色自由、シフトは自由で休みやすい
ネガティブ:覚えることが多そう

 

 

4.歩留まり戦略

まずは現在の面接回数や面接方法、面接後の対応などのプロセスを洗い出してみましょう。
その上で、過去募集した時に問題となった点を1つだけ挙げてください。

例)履歴書必須、面接2回、店舗での面接、面接後入社までフォローなし

例えば、面接1回目と2回目のあいだで面接辞退が非常に多い場合は以下のような問題が考えられます。


・1回目の面接者の態度が高圧的で働きたいと思ってくれていない

・2回目までの期間が空きすぎていて他店舗の求人で決まってしまった


応募から入店までのプロセスは企業や店舗それぞれなので、これだけ覚えておいてください。

・応募から入店に至るまでのプロセスを書き出してみる

・どこで歩留まりが起きているのかをプロセスごとに理由を調べる

・一気に全部ではなく問題が大きそうなところから一つずつ解決していく

 

 

まとめ - 上手くいっているか、の効果検証は忘れずに!


 

ここまで解説した「アルバイト採用の4つの戦略」ですが、一度戦略を考えればすぐに効果が出るものでもありませんし、環境の変化等でうまくいっていても時間が立てば使えなくなる可能性があります。
重要なのは、効果があったのかどうかを定期的に振り返ることです。

・費用に対して想定していた人数から応募があったのか

・特定のチャネル(経路)で採用したスタッフの質が悪くないか

・採用したターゲットがズレており早期離職につながっていないか

・一番効率よくいい人が採用できる手段は何なのか

 

等、必ず定期的に採用戦略を見直す時間を確保するようにしましょう!

 

 

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