人件費管理は「シフト管理」から。適切な人件費コントロールを実現する方法とは?

 執筆: Sync Up  更新 2023/06/09 17:29:31

「売上が伸ばしづらい今、コストコントロールで利益率を高めたい…」誰もがこう思いますよね。

 

しかし店舗運営には必ず人手が必要となるため、お客様へのサービス品質を維持するために、
ただ単に人を削減すれば良いというものではありません。

人件費コントロールをするということは、
店舗運営が滞りなく回り、お客様へのサービス品質を保てるように人員配置を行うことです。

この記事ではサービス品質を保ちながら、人件費管理を最適化するために最も重要な「シフト管理」に注目して
人件費コントロールがうまくいかない原因や削減するためのコツをご紹介していきます。

 

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 この記事を読んでわかること
  • 1時間単位の客数と売り上げの予測から、必要最小限の人件費を計算することが重要
  • 人件費計算は感覚・勘で行うのではなく、過去のデータから予測する
  • 人件費コントロールを上手にするために、シフト管理システムの導入がおすすめ!

 

目次

 

 

 

なぜ人件費管理には「シフト管理」からなのか?

毎回のシフト、どのように調整していますか?
シフトを組むということはスタッフの出勤時間を確定すること、

つまり 人件費をどのように使うかを決めること です。

ざっくりと平日10人、休日20人という組み方ではシフト制の良さは活かされません。
大型連休では通常の休日よりも多くの人数が必要になりますし、ランチやディナータイムで必要な人数は変わりますよね。

関連記事 > シフト管理の完全版!課題と管理方法、手順や効率化のコツとは?

 

  1. おおよその売上の予測を日だけではなく、時間単位で考えて必要な人件費を計算する
  2. 計算した人件費から必要なスタッフの人数を確定させる
  3. 当日店舗運営が滞りなく回ったか振り返って次回以降のシフト管理に活かす

この3つをシフト作成のタイミングで行うことが人件費の削減における基本的なポイントです。

 

 

人件費コントロールができない原因

では人件費コントロールができていない原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
人件費を無視している方はいないと思いますが、簡単にいくつかの原因をご紹介していきます。

 

スタッフが何人必要か把握していない

把握しているよ、と思う方もいるかも知れませんが、
重要なのは感覚や勘を頼りにで何名必要なのかということではありません。

過去の売上や予測を用いて、
日だけではなく時間あたりにどのようなスタッフが何名必要なのかを把握することです。
少ない人数シフトに入っている場合は問題はありませんが、人数が増えれば増えるほどこの管理が煩雑になっていきます。

 

見える化ができていない

例えば1ヶ月前の連休の人件費が適切だったのかどうか、と聞かれると「どうだったかな…」となる方が多いのではないでしょうか。

何人必要かを計算してその通りにシフトを組んだからといってすぐに人件費がコントロールできるわけではありません。組んだシフトで実際に計画したとおりに適切な人件費に収まっているかどうか振り返り、次回以降のシフト調整に活かしていく必要がありますよね。

必ず毎月のシフト作成時に前回のシフトが良かったのか、悪かったのかを振り返りましょう。

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人件費管理を最適化し、コストコントロールするためのコツ

煩雑に見える人件費の管理。ここでは人件費コントロールするための基本のコツご紹介します。

適正な人件費率を算出する

人件費率とは、人件費÷売上×100で計算することができる、
売上に対して人件費が適切に組まれているかどうかを確認するための指標です。
※売上目標は前年や先月の実績などを参考にしてください。

関連記事 > 新人店長が覚えるべき数字の話「未来を見据えたシフト作成方法」とは?

 

適切な人件費率は業種よって変わりますが、飲食店では約33%、卸売業では7%と言われています。
ただこれはあくまで同業者の目安となりますので、計画して振り返りをする中で、
自社・自店舗ではどれくらいの人件費率が適切なのかを探していくようにしましょう。

 

 

人時売上高を算出する

人時売上高とは、スタッフひとりあたり1時間にいくら稼いだかという指標です。
言い換えると売上を獲得するためにどのくらいの労働時間が必要だったのかということです。
人時売上高は、売上÷総労働時間で計算することができます。

例)週250万円稼ぐ店舗で500時間の場合の人時売上高は、5,000円となります。

ここも人件費率と同じように、業種や店舗によって異なりますが、
人時売上高を目標に設定する場合、おおよその目安は5,000円と言われています。


売上高を基準に必要な労働時間の計算方法ですが、
仮に人時売上高が5,000円で100万円売上を獲得したい場合は、100万円÷5,000円となり、
必要なスタッフの総労働時間は200時間という計算になります。

 

スタッフを教育する

人件費を削減するためには、スタッフの教育も怠らないようにしましょう。
入りたてのスタッフとベテランのスタッフではできることの範囲がまったく異なりますよね。

お客様の満足度向上にも繋がりますし、業務に慣れてスタッフのできることが増えれば増えるほど
先ほどご紹介した人時売上高も、あがっていくものです。

関連記事 > 店舗の売上に直結!アルバイト育成 大全集!!

 

 

人件費コントロールするメリットとデメリット

ここまで人件費をコントロールし、削減する方法をご紹介しましたが、
単純に人件費の削減だけを考えていると思わぬ影響が出ることもあります。a aq
人件費をコントロール・削減することのメリットやデメリットを簡単にご紹介します。

 

メリット

メリットはもちろん、売上に占める人件費率を削減することによるコスト削減・利益の向上です。

 

デメリット

デメリットは人件費を気にしすぎて、必要最低限の人員で
店舗を運営するため、思うようにシフトに入れず辞める方も発生することです。

その他にも余分な人員を配置していないため、
新人育成に時間を割けずなかなかスタッフが育たない、という問題も発生しそうですよね。

 

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人件費コントロールを上手にする方法をご紹介

いかがでしたでしょうか。「人件費管理は当然だからやってるよ!」という方もいるかもしれませんが、サービス業で絶対に必要となる人の管理は意外と奥深く、時間や工数がかかりそうですね。

もっと簡単に人件費を管理したい、という方のために
週や日の人件費が自動で計算できるシフト管理サービス「Sync Up」を紹介させていただきます!

 

時間あたりの過不足がひと目で分かる

あらかじめSync Up上に時間あたりに必要な人数を入力しておくことで、「その時間人が足りているのか、足りていないのか」がひと目で分かるため、運営に必要な人数を簡単に把握し、シフトを作成することができます。

 

週・日ごとの人件費を自動で計算

割増などの計算式はシステム上に組み込まれているため、ややこしい計算は必要ありません。日毎の稼働時間、人件費の計算もされるため利益の予測もしっかり見ながらシフト調整をかけられるようになります。

 

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